【ブンゴウメール】月夜と眼鏡 (6/10)
(424字。目安の読了時間:1分)
おばあさんは、眼鏡をかけたり、はずしたりしました。
ちょうど子供のように珍しくて、いろいろにしてみたかったのと、もう一つは、ふだんかけつけないのに、急に眼鏡をかけて、ようすが変わったからでありました。
おばあさんは、かけていた眼鏡を、またはずしました。
それをたなの上の目ざまし時計のそばにのせて、もう時刻もだいぶ遅いから休もうと、仕事を片づけにかかりました。
このとき、また外の戸をトン、トンとたたくものがありました。
おばあさんは、耳を傾けました。
「なんという不思議な晩だろう。また、だれかきたようだ。もう、こんなにおそいのに……。」
と、おばあさんはいって、時計を見ますと、外は月の光に明るいけれど、時刻はもうだいぶ更けていました。
おばあさんは立ち上がって、入り口の方にゆきました。
小さな手でたたくと見えて、トン、トンというかわいらしい音がしていたのであります。
==============================================
ハッシュタグ「#ブンゴウメール」をつけて感想をつぶやこう! https://notsobad.us11.list-manage.com/track/click?u=c71a56a796830e0127965ec03&id=873a19e8d5&e=c06520986f
■Twitterでみんなの感想を見る:https://goo.gl/rgfoDv
■ブンゴウメール公式サイト:https://bungomail.notsobad.jp
■次に読みたい作品を教えてください!:http://blog.notsobad.jp/entry/2018/05/03/145404
■青空文庫でこの作品を読む:https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51089_53359.html
■運営へのご支援はこちら: https://notsobad.us11.list-manage.com/track/click?u=c71a56a796830e0127965ec03&id=9803c50b6c&e=c06520986f
メール配信の停止はこちら:https://goo.gl/forms/kVz3fE9HdDq5iuA03
(これより下部のメッセージはすべてシステムによって自動付与されたもので、現在機能しておりません。必ず上記のURLからご解約ください)
==============================================
Unsubscribe .6fnhsbevhylj4@blog.hatena.ne.jp from this list: